クローバー「機動戦士ガンダム」合金玩具出張買取(愛知県豊田市)
( 超合金 )
以前から紹介しております合金玩具ですが、東映ロボット魂内で4件の記事。
ブログ記事
弊店別サイト(漫遊堂)内で5件。
ブログ記事
こちらの機動戦士ガンダムで合計10件記しました。
お売り頂いた玩具は数点残っておりますが今回をもちまして最後とさせていただきます。
まずは、愛知県豊田市のお客様に心より感謝申し上げます。
この度は、1970年代から1980年代に発売された多数のダイキャスト玩具をお譲りいただき、誠にありがとうございました。
機動戦士ガンダムについて
「機動戦士ガンダム」は1979年4月7日~1980年1月26日まで。
名古屋テレビ制作、テレビ朝日系列で、毎週土曜日17時30分~18時。
全43話が放送されました。
(視聴率低下、おもちゃの販売不振により、全52話の予定から短縮されました)
将来的には、現在も形を変えて続く機動戦士ガンダムシリーズ。
この記念すべき4月7日(土曜日)の朝刊に中日新聞、毎日新聞のどちらかに機動戦士ガンダムの広告が下段にあり、こう宣伝されていたと店主は記憶しています。
”機動戦士ガンダムはジュール・ヴェルヌの小説「十五少年漂流記」を底本に”。
とありました。
実は店主はこの時、小学五年生と高学年になっていました。
確かに、このアニメはこれまでのロボットものとは何か違うのだなと興味を持ちました。
(当時、父親は中日新聞、毎日新聞、日本経済新聞の三紙を購読していました。紙面の内容から中日新聞、毎日新聞のどちらかだったと思います)
スポンサーについて
トイジャーナルという玩具の業界紙で、おもちゃ会社の社員が語るところによると、キャラクター玩具の販売対象年齢は3歳~6歳。
Wikipediaで読むと、制作スタッフは宇宙戦艦ヤマトを徹底的に研究したそうです。
30万人から40万人の熱心な視聴者(中学生~高校生)を掴む事が出来れば勝機があると踏み、とありました。
視聴対象はティーンエージャー(13歳~19歳)。
との事で、店主が機動戦士ガンダムを熱心に視聴したのは再放送でした。
劇場公開される年の1981年からだったのではないでしょうか。
ちょうど13歳になった頃となります。
正直な感想を申し上げると、リアルタイムで理解するには、少々早すぎたのかとも思います。
ロボットアニメを視聴しているとき、店主の両親は小言を言い続けていたものです。
とりわけおもちゃを購入される親御さんと買って欲しいお子さんのやり取りはおそらく全国共通だったのでしょう。
ガンダムと「十五少年漂流記」「太閤記」
日本サンライズ(現サンライズ)の企画部長だった頃の山浦栄二が常に言っていた物語の根底は「十五少年漂流記」「太閤記」。
であったそうで、関係者の証言からすると、「あっ、また始まったよ」と苦笑いを浮かべていたそうです。
「太閤記」、「十五少年漂流記」も店主が小学生だった頃の推薦図書で、新刊書店で平積みされておりました。
制作するアニメのバックボーンに推薦図書をあげている事で、玩具会社のスポンサー、テレビ局、視聴対象の子供にだけ面白いだけでは無く、関係各社、親御さんにも納得してもらえる作品作りを山浦栄二が心掛けていたことがわかります。
立身出世(太閤記)、協力しながら過酷な生存競争に挑む(十五少年漂流記)。
実際に子供の頃に読んで、これらの読み物はとても面白く、繰り返し読んだものでした。
機動戦士ガンダムの次回予告の締めくくりに永井一郎の声が響きます「君は生き延びることができるか?」
ガンダムの作品テーマ等
こちらを記すにあたり、機動戦士ガンダムのWikipedia、記録全集全5巻を読み直しました。
シリーズキャプション、君は何に生命をかけられるか。
作品テーマ、自由と義務。
演出テーマ、少年から青春を見上げる。
映像、修羅の連続。
(機動戦士ガンダム記録全集1巻、ガンダム企画書内の一部から抜粋)
原作者は矢立肇、富野喜幸(由悠季)。
矢立肇は東映の八手三郎と同様に共同ペンネームと思っておりました。
1980年代前半は前述の山浦栄二個人のペンネームと周囲は認識していたそうです。
監督、富野幸喜(由悠季)
キャラクターデザイン、安彦良和。
メカニックデザイン、大河原邦男。
(基本的に敬称は略させて頂きます。ご了承下さい)
「クローバー「機動戦士ガンダム」DXダイカスト」
ビームサーベル、ミサイル等が欠品。
「機動戦士ガンダムDX合体セット」
こちらは別のお客様からお売り頂いたお品となります。
このお客様は私より年齢がひとまわり上の方でした。
ミサイルの切り離しはありますが、ほぼ未使用の状態です。
買取金額は7万円をご提示したところ、ご満足頂けました。
次にクローバーは年末商戦向け新製品として1979年の9月にGアーマーを同梱した「機動戦士ガンダムDX合体セット」を追加しました。
しかし販売が上向く事は無く、同社は番組(ガンダム)の打ち切りを決定します。
ところが年末商戦のDX合体セットのセールスは上々で、あわてて延長を打診しましたが実現しませんでした。
また、メインアニメーターの安彦良和が第31話で病気により降板。
他社の委託作品の「サイボーグ009」「ザ・ウルトラマン」の恵まれた制作体制とは異なり、連日連夜不眠不休で作業を行っており、打ち切りで良かったという声もあがっていたという証言もございます。
最後に引き続き東映ロボット魂では超合金等の買取を強化してまいります。
特に収集品の売却をご検討の際は是非ご相談下さい。